スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (40)

『21世紀へ』(40)





国が豊かになっても、国民が豊かになっていない
のが現在の日本です。


中国にGDP(国内総生産)で抜かれたとは言え、
日本は世界第3位です。


数十年先には、インドやブラジルなどの新興国に
抜かれる運命にあるかもしれませんが、それでも
日本は世界の上位にとどまることでしょう。


一方、国民一人あたりの所得は今後確実に低下
していくことになる、と考えています。


その理由は、少子高齢化が世界最高スピードで
進行し、高齢者(65歳以上)の比率は急激に
高まります。


この人たちのほとんどは、職に就いていません。
年金生活者です。


年金制度自体が破綻しているか、抜本的な改革
を断行しない限り、今後破綻する可能性が高い
でしょう。


若年労働者は賃金が低く、しかも非正規雇用者が
増加し続ける可能性が高いからです。


豊かさを感じることができない人たちが、
世の中に溢れかえっている姿が想像できます。


あなたは、自分の未来が明るいと感じられますか?
もしそう感じられるなら、あまりに楽観的すぎるように
思いますが・・・・・







 今日になってみると、日本企業が発展を

 遂げたほどには、人々の暮らしが豊かに

 なったとはいえません。ワーカホリックと

 までいわれるほど働きながら、なかなか

 家も買えません。長時間労働で家族と

 くつろいだ時間を持ちにくいのも事実

 でしょう。欧米の企業から眺めれば、

 日本企業は個人の豊かさを犠牲にしても

 競争に勝とうとしているように見え、

 アンフェアに映るのだろうと思います。
         
                    (P.295)

         (118-1-0-000-406)

 



 


 当初は予期されていなかった、為替変動

 を投機の対象とするマネー・トレーディング

 が始まり、為替レートが各国の競争力や

 ファンダメンタルズを必ずしも反映せず、

 自動調整機能とはほど遠いところで、

 乱高下する場面が多く見られるように

 なったからです。
 
                    (P.300) 

          (119-1-0-000-407)

 





 為替変動は日々、大変な規模で行われ

 ている貿易取引に例外なく影響を及ぼし

 ます。それは、最終的な商品の価格にも

 はね返るわけで、消費者もその影響を

 蒙らないわけにはいきません。

                     (P.301)

          (120-1-0-000-408)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦
スポンサーサイト

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (39)

『21世紀へ』(39)





工業製品を製造する企業のトップには、
技術の解るエンジニア出身の人物のほうが
相応しいという意見があります。


一方、技術が理解できる人物であれば、
エンジニアでなくても務まるという意見も
あります。


経営には、技術力の理解と収益の柱を育て、
企業の将来に貢献できることが不可欠です。


であれば、エンジニア出身の人物でなくとも
経営を任せられると言えます。


メーカーはメーカーでも、工業製品の製造
メーカーでなければ、特に出身は考慮する
必要はないかもしれません。


日本では、創業者とその一族が経営の中枢に
君臨し続けている限り、変革は難しくなります。


サントリーは、はじめて外部から社長を招聘
しました。ローソン前CEO(最高経営責任者)
の新浪剛史さんに白羽の矢を立てました。


三菱商事からローソンの社長に転籍し、
業績を向上させ、ハーバード大学大学院で
MBA(経営学修士)を取得した国際性が高く
評価された結果でした。


新浪さんがサントリーで務める6年間で、
創業家の鳥井氏が後継者となる資質を身に
つける時間を稼ぐ意図があるようです。


同様なケースでは、ベネッセグループは、
マクドナルド前CEO(最高経営責任者)の
原田泳幸さんに経営を託しました。


創業家である福武家には、後継者が育って
いなかったという背景があるのでしょう。


歴史と伝統のある会社に限らず、後継者問題
は会社の将来に大きな影響を及ぼすだけに、
深刻さを増しています。








 アメリカも昔はヘンリー・フォードや

 トーマス・エジソンなど多くのエンジニア

 がおり、尊敬されていたわけですが、

 いまではビジネススクールを出た人や

 ロイヤーばかりがもてはやされ、

 エンジニアはきわめて影が薄いのです。

 アメリカのなかでも、ウェスティングハウス、

 モトローラ、ヒューレット・パッカードなどの

 ようにエンジニアが創立し、エンジニアが

 いまだにトップマネジメントにいる会社は、

 いまも立派な業績をあげております。 
         
                    (P.268)

         (115-1-0-000-403)

 



 


 日本企業の経営理念の根本的な変革は、

 一部の企業のみの対応で解決される問題

 ではなく、日本の経済・社会のシステム全体

 を変えていくことによって、初めてその実現

 が可能になると思います。システムを変更

 することには、もちろん痛みが伴うわけですが、

 われわれはなんとしてもこの変革を実現させ

 なければなりません。
 
                    (P.283) 

          (116-1-0-000-404)

 





 顧客を怒らせたり、その不興を買うようでは、

 商売は続けられません。日本には、どこまでも

 自由で開かれた世界市場が不可欠です。

 日本にとっては、一貫して“日本あっての世界”

 ではなく、“世界あっての日本”なのです。

                     (P.293)

          (117-1-0-000-405)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (38)

『21世紀へ』(38)





盛田さんが日米関係を語っているのは、
20年以上前のことですから、現状とは
かなり異なります。


ですが、日米関係の歴史を知るためには、
盛田さんが長年関わってきた米国との
関係を語っている個所は、重要であると
考えています。


中国がGDP(国内総生産)で日本を抜き、
米国に次いで第2位となりました。


米国は日本よりも中国との貿易を重視する
ようになり、中国は中国で米国への輸出を
増大させました。


米国にとって、13億人という人口を抱える
中国は魅力的な市場であり、中国にとっては、
米国産の食糧は欠くべからざるものとなって
います。


中国は国内産の食糧だけでは、もはや需要に
供給が追いつかない状況になっています。


ですから、米国からの食糧に頼らざるを得ない
のです。


米国は中国の巨大なマーケットが魅力的で、
米国の農産物を輸出したいのです。


このように中国と米国の利害関係が一致した
のです。


中米関係が強化されるに従って、日本の頭越しに
外交交渉が頻繁に行われるようになりました。


ただし、中国人の根本的な考え方の一つである、
常に片足ははずしておく、という点は理解しておく
必要があります。物事に両足を突っ込むという
リスクを負うことはしないのです。


最近、マスコミはTPP(環太平洋経済連携協定)
を議題に載せなくなりましたが、中国はTPPに
参加していません。中国はアジアで中国が中心
となる、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)
を推進しています。


日本は、TPPにもRCEPにも参加する予定です。
TPPに加盟するのは時間の問題でしょう。


日本は、この件に関しては、米中の板挟みに
なっています。


詳細はこちらのブログをご覧ください。
アジアの苦悩 米中激突の最前線 2014.06.09 <2>








 アメリカは自由の国ですから、自分たちの

 買っているものを減らそうとしない。

 貿易をこれ以上管理しようという考え方も、

 本質的に嫌いなんです。そうすると結局、

 インバランスを是正するには、日本が輸入を

 増やしてくれなくてはいけない。日本の輸入が

 増えないのは、システムが悪いんだ、日本の

 社会構造、経済構造が悪いんだ、したがって

 「構造協議」の名目のもとに、日本の構造に

 いろいろと注文をつけて、日本の政府の対応

 を臨む――というのがアメリカの立場です。
         
                    (P.253)

         (112-1-0-000-400)

 



 


 この構造協議について私が思うのは、

 いままでの日米交渉の経緯を見ると、

 いつもアメリカのペースで事が運ばれて

 きた。アメリカが半導体といえば半導体、

 シェだといえばシェアが争点になる。

 そして今度は構造協議ということになった

 でしょう。日本はどうもアメリカ側のペース

 に巻き込まれて、その場その場で対応しよう

 としているのではないか、そんな印象を持っ

 ているんです。
 
                    (P.253) 

          (113-1-0-000-401)

 





 いまや世界経済はモノだけが動いている

 のではない。目には見えないソフトウェア

 に支払われるお金を勘定に入れず、

 ハードウェアだけを問題にするのはおかしい。

 とくにアメリカは、サービス産業、いわゆる

 “第三の波”が発達していて、ソフトウェア面

 ではかなり出超でしょう。

 それなのにハードウェア、つまりモノが国境を

 越えることだけを標的にして、インバランスだ、

 何とかしろといっているのが日米間の現状なの

 です。

                     (P.258)

          (114-1-0-000-402)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (37)

『21世紀へ』(37)





盛田さんは、日本の良い点も悪い点も熟知し、
またアメリカの良い点も悪い点も熟知していました。


だからこそ、『「NO」と言える日本』も『21世紀へ』
も書くことができました。


今、日本に対しても、アメリカに対しても、盛田さん
ほどに歯に衣着せぬ意見をぶつけられる人物は
あまりいません。


そう思いませんか?


もちろん、下手な発言を繰り返せば、責任問題が
浮上しますので、言えない事情もありましょう。


ですが、経営や国のトップにいる人たちが、
きちんと立場を明確にして、意見を述べることは
きわめて大切なことです。


不祥事が起きるたびに、記者会見で言い訳に終始
する経営トップの姿は見苦しいです。


そんな経営者の姿をテレビ画面を通じて観た社員は、
どう感じるでしょう。


見かけは、他人に自慢できる会社と思っていたが、
こんな経営トップのいる会社に在籍しているのが、
恥ずかしいと感じるのか、
はたまた、どこも大して変わらないよ、
と感じるかは、雲泥の違いです。


アメリカから形式だけ取り入れた「成果主義」で、
社員を縛りながら、経営層には成果主義を取り入れず、
威張っているだけでは、肩書(権力)を笠にきて威張る
「虎の威を借る狐」にすぎません。
アマチュアの経営者です。


そんな経営者は遅かれ早かれ、淘汰されるに運命に
あるのは間違いありません。


肩書がなくなれば、落選した議員と同じで、只の人となる
ことを肝に銘じるべきです。





 私にいわせれば、『「NO」と言える日本』 

 という書名には2つの意味が含まれている。

 1つはアメリカに対して「NO」という。

 つまり日本が主張すべきことはちゃんと主張

 する。もう1つは日本に対しても「NO」という。

 相手の立場に立って、あえて日本への批判

 を引き受ける。この2つの意味があるわけです。

         
                    (P.247)

         (109-1-0-000-397)

 



 


 「ノー」と口に出すことは、自分の意思を

 明らかにすることです。日本人は、友人

 になると意見が違ってはいけないんですね。

 一方、アメリカ人は、親しくなればなるほど、

 互いに意見をぶつけ合う。友情とオピニオン

 とは別のものなんだから、あなたのここは

 おかしい、私はこうした思うんですよ、といい

 合います。  
 
                    (P.247) 

          (110-1-0-000-398)

 





 私は日本とアメリカをたえず行き来して、

 どちらの国のことも多少わかっている

 人間の一人だと思っています。

 アメリカに対しては、日本を理解してもらう

 ために、日本はこう考えているんですよ、

 悪いのは日本だけじゃない、あなた方にも

 問題があるんですよという。日本の人たち

 にアメリカのことを説明するときには、

 現在の状況を改善するには日本にもやる

 べきことがあるんですよ、アメリカだけが

 悪いと叫んでいても何の改善にもなりません

 よ、という。それが私の仕事だと思っています。


                  (PP.247-248)

          (111-1-0-000-399)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (36)

『21世紀へ』(36)





M&Aに関して、はっきりしていることが4つあります。
1つ目は、対等合併はありえないことです。
複数の企業が合併する場合には、その中の1社が
存続企業となり、その他の企業は消滅します。


その場合、存続企業にその他の企業は吸収されます。
つまり、吸収合併となります。対等合併ではありません。


2つ目は、業界で弱い企業同士が合併しても、
強くならないことです。


1 + 1 = 2 どころか 1.5となることが多く、
時には1となることもあります。


合併は強い者同士でなければ意味がないのです。
「名を捨てて実を取る」という決断ができるか、
消滅するかという選択肢を迫られます。


3つ目は、合併は相互補完関係でないと、
効果的でないことです。
すべての分野で強い会社はありません。
弱い分野は必ずあります。
その分野を売却するか、あるいはその分野で
強い企業と事業提携から始め、合併へ持っていくか、
という2つの選択肢があります。


但し、自社の弱い分野と他社の強い分野が相互補完
関係を維持できることが分かると、その分野は人員
過剰になるので、人員削減が行われます。


合併後の企業で、他部署へ異動するだけですめば、
万々歳ですが、受け入れを打診される他部署でも、
往々にして人余りとなっていることが多く、
結局リストラされることになります。


最後は、歴史が長い企業同士が合併する場合、
社風(コーポレート・カルチャー)が異なるため、
どのような社風にしていくか、という大きな問題が
あります。みずほ銀行の例を見れば明らかです。


みずほ銀行は、最初第一銀行と勧業銀行が合併し、
第一勧業銀行(勧銀)となりました。
その後、勧銀は富士銀行と日本興業銀行(興銀)の
3行が合併し、みずほ銀行となりました。


行風もコンピュータシステムも異なり、統合に多くの
時間を費やしてきました。


また、頭取のタスキがけ人事を批判されてきました。


いずれにせよ、合併する場合には、経営者が多くの
反対を押し切って、大英断できるかが、焦点になります。


トップがどこまで危機意識を持っているか、にかかって
います。






 消費者が財布のひもをほどくのは、

 日本の製品がよくデザインされ、信頼性があり、

 そのうえサービスが行き届いていることを承知

 しているからです。

 デザイン、信頼性、サービス――競争の熾烈な

 国際マーケットにおいては、いずれも必要不可欠

 な要素ばかりです。 
            
                    (P.221)

         (106-1-0-000-394)

 



 


 われわれ日本人が失望するのは、

 多くのアメリカ企業が会社の乗っ取りや

 合併、吸収といった、きわめて非生産的

 な行為にうつつをぬかしていることです。

 ほかの企業と一緒になると、生産力は

 ほぼ間違いなく落ちてしまうのは、

 共通の目的に向かって力を合わせている

 という必要不可欠な団結意識を鈍らせて

 しまうからです。
 
                (PP.241-242) 

         (107-1-0-000-395)

 





 アメリカはキリスト教の影響からか、

 博愛の精神を非常に重視している。

 困っている人は助けてやらないといかん、

 知らぬふりをして助けないのは悪いやつ

 だという考え方ですね。

 われわれは日本が困ったときに助けた、

 日本は金持ちになったのに、困っている

 相手を助けようとしない。日本は悪いやつ

 ではないかという拒否反応がある。

 『「NO」と言える日本』のなかで、私はこうした

 日本批判をしているわけです。

 そのあたりのことは、アメリカ側でも了解して

 いて、「タイム」「ニューヨーク・タイムズ」

 「フォーチュン」等の紹介に目を通したかぎり、
 
 リーズナブルに私の書いたものを採り上げて

 いるという印象を受けました。

                    (P.246)

         (108-1-0-000-396)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (35)

『21世紀へ』(35)





盛田さんは、一人でアメリカに乗り込み、市場を開拓し、
ソニーの米国における地歩を固めました。


そのため、日米関係に関する話が多く出てきます、
その中でも、今回の部分は日米両国の国民性に
スポットライトを当てて話しています。


日米の国民性の違いを理解することが、外交や
商取引を行うための前提になることを説いています。


盛田さんは、長年のアメリカ生活を通じて体感し、
身につけた考え方を披瀝しています。


通常、コミュニケーションには、言語によるコミュニ
ケーション(verbal communication)と非言語による
コミュニケーション(non-verbal communication)の
2つがあると説明されます。


非言語によるコミュニケーションとは、ボディランゲージ
やフェイスランゲージと言われるものです。
ジェスチャーとか表情ですね。


ところが、この2つを理解しても通じ合えないことが
あります。それはエモーショナル(感情、情緒)とベース
となる歴史の違いです。


どうも話が噛み合わないと感じるのは、そうした基本的
で重要なポイントが共有されていないからです。


互いに相手を理解しようとする気持ちが大切です。
歩み寄り(譲歩)は自分の負けという意識を捨てない
限り、外交や商取引はWIN-WINの関係には至りません。






 アメリカは多人種、多民族混在の国だから、

 意思を通じ合うためには、言葉で喋って通じ

 合う以外に方法がないので、少し大げさに

 いえば、考え、思う以上に喋る。それに反して

 日本は、“沈黙は金”とばかりお喋りを軽蔑し、

 意志の疎通はハラとハラでいくという社会で

 ある。 
            
                    (P.221)

         (103-1-0-000-391)

 



 


 アメリカという国の根底、アメリカ人の

 倫理観の根底には、やはりキリスト教

 がある。つまり、博愛、“他人を愛せよ”

 という思想が根底に流れている。

 だからアメリカ人というのは、困った人を

 助けるということは、本当に献身的にやる。

 しかしそういう倫理観の裏には、困っている

 人を助けないやつは悪いやつだ、という

 見方がある。この裏返しの見方も非常に

 強い。
 
                    (P.226) 

         (104-1-0-000-392)

 





 エモーションは往々にして思慮分別を

 曇らせます。エモーションは忍耐を蝕んで

 しまいます。エモーションは現実から目を

 そらさせ、安易な結論に走らせます。

 したがって、日米関係のように複雑な関係

 のなかにエモーショナルを持ち込むことは、

 それこそ危険なことなのです。

                    (P.214)

         (105-1-0-000-393)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (34)

『21世紀へ』(34)





投機に関してお話しますと、タックスヘイブン
(租税回避地)にお金を移し、税金を免れて
いる大金持ちが世界中にいます。


タックスヘイブンとして、ケイマン諸島や、
ルクセンブルクが有名ですね。


今、オバマ政権は「タックスヘイブンに対する
締め付けを強めている」(橘玲氏)そうです。


 オバマ政権に代わってからアメリカは

 タックスヘイヴンに対する締め付けを

 強めており、FATCA(外国口座税務

 コンプライアンス法)によって米国人が

 海外に保有する口座情報の提供を

 世界のすべての金融機関に義務づけた。

 このようなことが可能になるのは米国の

 税制が属人主義で、米国人は国外に

 居住していても納税義務を負うからだ

 (日本をはじめほとんどの国は属地主義で、

 国外居住者は原則として納税義務はない)。
 

  (第41回 租税回避 国家の逆襲
  (橘玲の世界は損得勘定)
 から)


さらに、最近の出来事としてこのように書いています。


 2013年6月には、国際調査ジャーナリスト連合

 (ICIJ)がシンガポールとBVI(ブリティッシュ・

 ヴァージン・アイランズ)から入手した10万件以上

 の登記情報をインターネットに公開した。

 ICIJはその後、半年以上にわたって資料の

 分析を進め、汚職撲滅の先頭に立つ習近平

 国家主席のほか、温家宝前首相、李鵬元首相

 ら中国共産党や人民解放軍幹部の親族など

 がタックスヘイヴンを使って蓄財している実態を

 明らかにした。

 報道によれば、中国と香港の富裕層2万1000人

 以上が海外法人を所有し、2000年以降、最大4兆

 ドル(約400兆円)の隠し資産が中国から流出した

 という。
 

  (上掲サイトから)


ものすごい金額ですね。中国共産党幹部の不正の
実態が明らかになったはずですが、以後も表向き
平穏を保っているのはなぜでしょう?


タックスヘイブン全体で、一体どれだけのお金が
眠ってるのでしょう? 2000兆円? 3000兆円?
想像もつきません!


これらに対して、数%課税しただけでも、
全世界でその税金を地球環境問題の対策や、
最貧国の援助等に使えば、地球の平和が
保てるかもしれません。


盛田さんが既に把握していた、タックスヘイブンの
実態を念頭に書いたと思われる、

 「投機のための金の動きを制限すること

 のほうが、産業製品の強制的な数量制限、

 あるいは輸出自粛による貿易の縮小よりも、

 はるかに罪が軽いのです」

という指摘が正しかったことが、証明されたと言えます。






 為替がフロートするようになってから

 10年以上を経て、われわれはいま、

 根本的な問題と取り組まざるをえないところ

 にきています。二度のオイルショックを

 経験し、さらに失業、不況の波を大きく

 かぶっている世界経済のなかで、各国間の

 経済摩擦・貿易摩擦は、もはや画期的な

 改革なくしては解決できないところまで悪化

 しています。
            
                    (P.207)

         (100-1-0-000-388)

 



 


 事実として、円は激しいときには1カ月に

 10パーセントから15パーセント、

 年間20パーセント以上もドルに対して変動し、

 したがって日本において物につけた値段も

 日本の国外に一度輸出されれば、

 その相対的価値の変更を余儀なくされます。

 生産者のコントロールの及ばないところで、

 生産者にもっとも重要な物の価格に影響を

 及ぼす事態が発生するわけです。 
 
                    (P.211) 

         (101-1-0-000-389)

 





 私から見れば、まったく物を伴わない

 投機のための金の動きを制限すること

 のほうが、産業製品の強制的な数量制限、

 あるいは輸出自粛による貿易の縮小よりも、

 はるかに罪が軽いのです。 

                    (P.214)

         (102-1-0-000-390)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (33)

『21世紀へ』(33)





現在は、10年以上にわたる長期デフレ経済から、
ようやく脱却しそうな状況にあります。


今後はインフレ経済へ移行していくことになりますが、
急激なインフレは、ハイパーインフレとなり、日本だけ
でなく、世界経済にも悪影響を及ぼします。


そうなると、世界大恐慌の二の舞いになりかねません。
日本発の大恐慌とさせないためには、企業努力だけ
では到底無理で、適切かつ緊急の政策が実行され
なければなりません。


国内産業の業績の変動は、主に米国の景気の動向に
大きく左右され、さらに日本株式の上昇下降も大きな
影響を受けています。


たとえ国内だけで商取引している企業であっても、
製品や部品、原材料を海外から輸入したものを
仕入れていることが、大半を占めています。


円安ドル高、円高ドル安の為替変動の両局面で、
海外製品などの価格も上下します。
時には、乱高下します。


そこにインフレが加われば、企業規模の大小を
問わず、大打撃を被ることは想像に難くありません。


大前研一さんが指摘する、「グローバル、ボーダーレス、
サイバー」という3つの要因が、私達が意識する、
しないにかかわらず、あらゆる局面で多大な影響を
及ぼしています。


一国でコントロールできるほど、3つの要因の影響力
は小さなものではなく、秒速で巨大化しています。


国や企業のトップが、「危機感」を持続していけるか、
にかかっていると言っても、過言ではないでしょう。


日本を愛してやまなかった盛田さんであるがゆえに、
「21世紀」に対する期待と危機感に満ち溢れた言葉を
『21世紀へ』の中に書き残しました。


この本は、21世紀の幕開けを見ることができなかった、
盛田さんの私たちへのメッセージです。


今こそ、盛田さんの言葉に耳を傾ける時ではない
でしょうか?







 自由経済体制を守り、世界の念願である

 インフレなき成長を実現するには、

 民間経済の活力と、その環境づくりの

 政策誘導が不可欠で、そのためには、

 経済原則の再確認と、思い切った施策の

 実行こそ、いまの我が国の課題のように

 考えています。
                    (P.200)

         (097-1-0-000-385)

 



 


 自由経済システムのなかにおいては、

 何人でも自分の好きな企業を始められ、

 企業家として自分の実力を発揮でき、

 その努力の結果として利益を得、

 さらに努力を積み重ねてそのフルーツを

 大きくし、企業の繁栄をはかることが

 できます。 
 
                    (P.203) 

         (098-1-0-000-386)

 





 経済上の取引のみならず、何ごとにおいても

 信用を確保・維持することは簡単ではあり

 ません。信用が失われないようにするため

 には、積極的なコミットメントが不可欠であり、

 また、もし失った場合は、信用を回復する

 ために多大な努力を要すると同時に、

 その後の慎重なアフターケアが大事になる

 のです。

                    (P.205)

         (099-1-0-000-387)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (32)

『21世紀へ』(32)





ここでも、盛田さんは、企業の社会的責任と
基本原則の大切さについて述べています。


企業が社会的責任を自覚し、基本原則を
守りながら企業活力をフルに発揮し、
適正利益を獲得することが、企業の使命
です。


適正利益を獲得でなければ、社員や株主
に報いることができないだけでなく、
企業の社会的責任も果たすことはできません。


盛田さんの言う、基本原則は、時代が変わろうと、
企業や国が異なろうが、変えてはならないもの
です。


基本原則を遵守しないものは、強制的に、
退場させられるのです。


他人(他社)のせいではありません。






 企業がその持てる力をフルに発揮できること、

 つまりその活力こそ、健全な経済条件の源泉

 だということができます。

                    (P.194)

         (094-1-0-000-382)

 



 


 今、アメリカの経営者の間で囁かれ始めて

 いるのは「バック・ツー・ベーシックス」という

 言葉です。これは文字どおり「原点に帰れ」

 ということで、やはり混迷のなかでこそ、

 基本を忠実に守ることの大切さを指摘して

 いるといえます。
 
                    (P.196) 

         (095-1-0-000-383)

 





 企業側においても、生き延びる道は、

 企業本来の存在理由に立ち返って、

 原則を再認識することが、必要となって

 きているように思えます。

 それは、資源の有効活用一つ取り上げても、

 無駄な使用は許されないわけで、

 有用な商品を生み出すことによってのみ

 社会へ貢献するという、積極的な意味での

 企業責任を果たしていかねばならない

 でしょう。

                 (PP.199-200)

         (096-1-0-000-384)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦

『21世紀へ』盛田昭夫 ワック 2000年11月21日 初版発行 (31)

『21世紀へ』(31)





盛田さんは、国際化のためにコミュニケーションの
大切さを強調しています。


現在では、国際化(インターナショナライゼーション)
よりもグローバル化(グローバライゼーション)という
言葉のほうが一般化していますが、いずれにせよ、
コミュニケーションの重要性は日増しに高まっています。


グローバル化に限らず、企業内や企業間、個人間に
おいてもコミュニケーションは大切です。


説明が足りなかったために誤解を生じたり、言葉の
選択を誤ったために信頼を失ったりすることは、
よくあります。


問題を起こした企業のトップが記者会見の席上で、
責任を自覚せず、開き直った発言に終始することが
あります。聞くに堪えないものです。


そのような企業は信用を失墜させるだけです。
そのことに気づいていないのです。
トップとして失格です。
そんな人物を選んだ前任者は、選択を誤ったことに
なります。


信用や信頼は一朝一夕には築けません。
失うのは一瞬です。


信用や信頼の上には、尊敬や畏敬がありますが、
その高みまで到達することは簡単ではありません。


しかし、尊敬や畏敬を勝ち得た企業や個人は、
多少の問題を起こしたくらいでは微動だにしません。


ファン化しているからです。
「アイドル(偶像)」への尊敬や畏敬の念が、
揺るぎないものにしているのです。





 私が皆様にお願いしたいのは、日本の考え方

 とか、われわれはどう思っているのかということ

 を、なるべくたくさんの人たちが相手にわかる

 方法で、堂々とものをいっていただきたい。

 いわないのでは、わかってくれないのです。

 また、いっていただく方の数が増えることが、

 非常に大事だと思うのです。
 
                    (P.188)

         (091-1-0-000-379)

 



 


 国際化というのは何ぞや、ということに

 なりますと非常に難しい問題なのですが、

 私は国際化の一步は、“コミュニケーションを

 よくすること”、しかも向こうからいわれっぱなし

 でなく、コチラのいうことを相手に納得させる

 ことから始めることだと思っております。

 
                    (P.189) 

         (092-1-0-000-380)

 





 コミュニケーションの基本は、相手にわかる

 方法でコミュニケーションしなければ、

 コミュニケーションはできないし、それが

 根本ルールだ、と私は思っております。

 コミュニケーションなくしては、本当に世界の

 なかで日本は立ちいかないということを、

 私は日々痛感している次第です。

                     (P.189)

         (093-1-0-000-381)

 





スポンサード・リンク

ソニーグループ運営の医師求人、転職支援【エムスリーキャリア】会員登録








こちらのブログもご覧ください!
藤巻隆のアーカイブ



私の書棚(読み終わった本の一覧)



孫子の兵法前編1


孫子の兵法前編2


孫子の兵法前編3


孫子の兵法前編4


孫子の兵法後編1


孫子の兵法後編2


孫子の兵法後編3


孫子の兵法後編4


盛田氏の挑戦
検索フォーム

プロフィール

藤巻隆のブログ

Author:藤巻隆のブログ
藤巻隆(ふじまき・たかし)です。

私の他のブログを、ご覧いただい
ている方がいらっしゃるかも
しれません。

新たにブログを追加しました。

今回は、名言やキーワード、
あるいは使いたい言葉を
テーマにしました。

雑誌や書籍から選んだ言葉を
ご紹介していきます。

このブログは、言葉のデータ
ベースとして、また備忘録
としての機能を持つものです。

私が読み終わった雑誌や書籍
から言葉をご紹介するブログ
です。

ご愛顧いただけると光栄です。

カウンター

ランキング

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村

サイト内ランキング



アフィで稼ぐ!

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
5757位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
哲学・思想
361位
アクセスランキングを見る>>

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

アマゾン・サーチボックス

スポンサード・リンク

だいぽん
抜群の安定性と爆発力を誇るアフィリエイトの 秘訣を徹底解説しています。 だいぽんさんが今も月500万~1000万くらい稼いでいる ノウハウです。 あなたも安定的な収入の柱を作りませんか? 抜群の安定性と爆発力を誇るアフィリエイトの 秘訣を徹底解説しています。 だいぽんさんが今も月500万~1000万くらい稼いでいる ノウハウです。 あなたも安定的な収入の柱を作りませんか?

最新コメント

最新トラックバック

アクセスアップ

アクセスアップのために、これらを使ってみてください。オートサーフですから手間いらずです。

スポンサード・リンク

FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。